R国 ルーリバール 498年 前半(2)

2日
まだ決心のつかないルーリバール。
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(遊びに誘うだけなのに…こんなに難しかったっけ…!?くそー!決心つかねー!)


でも…父さんに結婚式見てもらいたいんだ…
出来れば孫も…

まだ付き合ってもいないのに気が早いことを考える新成人。がんばれ、新成人!まけるな!新成人!!

3日
自分も短命だということを知っているルーリバール。
夜中にたまご焼きを食べまくる。

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(なんだろ…成長期なのかな。おなかすく…もぐもぐ)


ドリーヌを通りで見かけても、声をかけられず、彼女を避けるようにして歩いていることを考える。わかっている。そんなことしてちゃ、前に進めないし、後ろにも下がれない。
けれど胸中にはまだ父親と一緒に過ごしたい、けれど結婚式も見て欲しい…という葛藤が渦巻いている…。

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(結婚をせずに家にいて両親を支えるのと、結婚して孫の顔を見せてあげるの、どっちがシアワセなんだろう…)


たぶん、正しい答えなんてないし、考えてもわからない。
親は子供が幸せそうにしてるのが、一番自分も幸せなんだ、って何かの本に書いてあったっけ…

悶々と考えて立ち止まっているだけってことだけは、わかるんだ…

でも、もう少し、迷わせて…

眠りにおちる。

彼は知らない。彼女もまた、思い悩んでいることを。


4日
ついに運命の日がやってきた。

朝、いつものように家を出ると、両手を固く握り締めたドリーヌ本人が玄関口で待っていた。

例によってどぎまぎするルーリバール。

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「ドリ…!?おはっ…おは…っ」


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「明日…!明日、遊びに行かない!?」



彼女も緊張していたようだ。
全身がふるえている。

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「!う、うん…」


やっとのことで絞り出した消え入りそうな声でそう答える。

だめだまぶしい。顔が見れない…

赤面した顔を隠すようにうつむくルーリバール。

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「ほ、ほんと?!ありがとう!このごろ避けられてるんじゃないかって思ってたの…!」


ごめん。避けていたことは事実…でも俺なりの理由があって…

心の中でそう答えたけど、本人に聴こえてるわけもなく。

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「じゃあ明日、大通り南で待ってるね…!」


意気揚々と帰っていくドリーヌの美しい後ろ姿を、ただ呆然と見送り、呆然と立ち尽くすルーリバールであった。。

うそ…!俺のこと誘った!?
ドリーヌが!?俺のこと…!!!!!

(*ぐずぐずしていたらドリーヌから誘ってくれましたwごめんドリーヌ…意気地なしで)

またフラフラと歩きながらバハウルグへ仕事をしに行く。

母の背中に声をかける。
こういうことは、自分から言ってしまったほうがいい。気が楽。
あとから根掘り葉掘り聞かれるよりは…

母さん、明日、ドリーヌと出かける。

母は振り返り満面の笑みでこう言っただけだった。
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「そう!しっかりね」


夜は父にも告げた。
父は少し、びっくりしたようだった。
無理もない、父さんとドリーヌは、すごく年の離れたイトコ同士なのだから。
それでも笑顔でこう言ってくれた。

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「そうか…!いい娘さんに育ったよな、彼女は」



一緒に出かけるって言っただけなのにどうして、その意味がわかるよって顔されるんだろう。。
少し恥ずかしくもあり、心強くも感じた夜だった。
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by bokka-0831 | 2013-10-05 18:38 | ┣2代目ルーリバール